※現在、工場見学を休止しております。大変恐れ入りますが、再開まで今しばらくお待ちください。
全国でも越前産地に5軒しかない襖紙専業工場の内部を、製造工程を中心にご説明いたします。
大判の和紙が生産される、小さいながらもダイナミックな工場をお楽しみください。
襖紙や大判和紙の制作工程の一部を分かりやすく分けてご説明致します。
和紙を漉くには水と繊維とネリが必要です。そのうち、ネリというものはトロロアオイというオクラ科の植物の根を叩いて、水につけ置き、取り出した粘液のことを指します。この粘液を使うことで、繊維が均等に水の中で分散し、平滑な紙を漉くことができます。
弊社ではすべて、和紙の原料となる木の皮を煮て、繊維を取り出しております。原料の種類は主に、楮、麻、三椏、雁皮という植物の木の皮です。
煮た木の皮の繊維を水にさらし、細かいチリや繊維のかたい部分など、紙に適さない部分を取り除きます。また、水にさらすことで色がより白くなります。
原料を水と一緒になぎなたビーターに入れ、繊維を叩解する。刃がなぎなたのような形をしているため、この名がついています。
襖紙を漉く場合には流し漉き、その他の大判壁紙などを漉くときは溜め漉きという製法で、紙を漉いています。オーダーメイドの紙を多く漉いているので、紙の仕様が変わるサイクルが早いです。
襖紙を半日脱水した後、半生の紙を銀杏板に張って乾かします。紙と紙の間には空気が入らないように布を敷き、張る際に1枚をはがしやすくしています。銀杏板の四辺に膠(にかわ)を塗って張ることで、乾かしている間に剥がれないようにしています。
襖紙に膠(にかわ)を塗って、揉みこみを繰り返し、しわ加工をした揉み紙を使って、和紙小物を制作しております。紙が厚く、深いしわが特徴的です。
工場の入り口部分には、ギャラリー兼ショップがございます。襖紙でできた和紙小物や、和紙ランプなど、多数商品を並べております。
・越前和紙の産地に5軒しかない、全国でもここだけの襖漉きや大判和紙の制作
・和紙の原料を煮る大きな窯
・手漉きの和紙にはかかせない、トロロアオイのネリ
・紙の原料をしぼりだして作る飛龍の和紙
・襖紙をしわ加工することでできる揉み紙
・ショップでは、多種多様な柄や種類の和紙小物を取り揃えています
和紙小物についてはこちらから
日時: ①10時30分~②14時30分~ 工場営業時間は8時~17時、不定休、GW・お盆・年末年始は見学不可
工場の営業上、できれば①②の時間に合わせて頂ければと思います。
ご都合が合わない場合は、営業時間内のご希望の時間をメールにてご連絡ください。
場所: 長田製紙所工場
価格: 500円/人 ※4人以下の場合 2,000円/グループ
所要時間: ~30分
予約: 事前予約制。メール(osadawashi@gmail.com)にてご希望の日時と人数をお知らせください。
受付は見学希望日の前日まで。
受入人数: 1名~30名まで受け入れ可能。
〒915-0234
福井県越前市大滝町29-39
Mail:osadawashi@gmail.com
TEL 0778-42-0051
FAX 0778-42-0050
※お問い合わせの前にお読みください
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