いずみ
こんにちは。長田製紙所の長田泉です。
今回は、テレビでも長年取り上げられ、愛され続けてきた“EICOBAG”について、生みの親の長田榮子にインタビューしてみました。おばあちゃん、よろしくね~
えいこ
はーい。
きっかけは廃棄される紙
いずみ
じゃあ、まず…EICO BAGを作ろうと思ったきっかけは?
えいこ
うちは昔から、襖の紙を漉いているけど、襖の紙って大きいでしょ。
※襖紙サイズ…約1m×2m
その大きい紙のうち、たった一点でもだめだったら、製品にはできず、全部捨てないといけなかった。
えいこ
それがもったいなくて、何かに使えないかと考え始めたのが、EICO BAGが生まれたきっかけだね。
いずみ
手間暇かけて作った紙を簡単に捨てたくない、もったいないって気持ち、すごく分かる。
オンリーワンのEICO BAG
いずみ
EICO BAGはどういった所にこだわって作ったの?
えいこ
こだわりはたくさんあるけれど…。EICOBAGは自社で漉いた襖紙を使い、全て漉き職人の手で作り上げる。襖紙でデザインされた柄や色はオリジナル。紙は襖紙の厚さで、揉むとシワが深くなる。その独特の質感も大事にしているかな。
えいこ
あと、使いきったら、朽ちて、燃やして、灰になり、土に戻る。その循環は大切にしたいと思っているよ。だから、最初は金具をつけていたけど、今は紙100%で作ることにこだわっているね。
えいこ
手漉き和紙を、普段から使ってもらえるようにという気軽さはもちろんのこと、他に一つとして同じものがない、オンリーワンの一品を作ることも大事にしたくて。それは、EICOBAGだけじゃないけど。
いずみ
確かに、いつも「人と同じなものは持ちたくない」って言ってるもんね。
揉み紙がくせ者…?
いずみ
EICOBAGを作る中で一番難しい所はどこ?
えいこ
そんなに難しい所はないけれど…
いずみ
えっ!(それ言っちゃう?笑)
えいこ
うーん…。紙のシワが深いから、ひっぱれば伸びる。だから、寸法を測るのは難しいかもしらんね。
いずみ
確かに、揉み紙って切ると、すぐ斜めになっちゃうんだよね~。
「とにかく手を動かす」
いずみ
ちなみに、どんなことを思いながら作るの?
えいこ
作る時は何も考えてないことが多いよ。
いずみ
それは分かる。私も何も考えてない。
えいこ
ただ、一点一点、持って下さる方、使って下さる方を想像しながら作るのは楽しいね。
えいこ
40代の方だったら、こんな色でこんな模様のものが良いけど、70代の方だとこういう服だから、この柄が合うね~とか。そういうことを考えながら、デザインして作るのは楽しいよ。
いずみ
そうなんだね。おばあちゃんは紙漉き職人であり、デザイナーでもあるのがすごいよね。
えいこ
いや、ほんなデザインなんかはうまくできんのやって。
えいこ
ただ私は、そのデザインやらなんやらが、いいものでなくても、普通のものでも、とにかく完成させてしまうの。それを何回も繰り返して、いいものがいくつかできてきた。
えいこ
とにかく手を動かすってことだけは、ずっと大事にしてるね。
いずみ
そういう所、ほんとにすごいと思う。
そういえば、おじいちゃんが言ってた。
「榮子がある日、和紙でかばんを作るって言い出して。かばんの寸法とか作り方をどこかに習いにいって、すぐにこしらえてしもたんや。あの…勢いっていうか、それが本当にすごいよなー、あいつは。」って。
そういう勢いは見習いたいなあ。
えいこ
え、そんなこと言ってたの!?
いずみ
たぶん、おばあちゃんにも直接言ってると思うけどな~。まあいいや!
いずみ
とりあえず、今日はこんな感じで。ありがとう~!
えいこ
はーい。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。EICOBAGへの熱い思いが伝わっていれば嬉しいのですが…!自分の祖母ながら、すごいおばあちゃん。毎日楽しいです。
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いずみ
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